断熱・結露対策には
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今回はマンションのインナーサッシ取付現場からです。
インナーサッシとは、今ある窓の内側にもうひとつ窓を作って断熱性を高め、更には結露も防げるというリフォームならではの優れもの。
通常のマンションですと窓は3~4箇所ですが、今回のマンションは9箇所の窓に取り付けます。マンションでは今まででもっと多い施工となります。
その中でも難易度の高かったコーナー出窓にインナーサッシを取り付ける様子です。
取る付ける箇所
コーナーの部分にインナーサッシを取り付ける下地がないので、まずはそれを作るところからです。
まずは下地となる方立を取り付ける位置を出すためのシールを貼ります。
インナーサッシは事前の現場調査時に寸法を決めてメーカーから納品されますので、その寸法を確認して位置を出します。つまり、納められた商品は付くようにしか付かないって事ですね。
写真は上枠ですが、下枠も同様に位置決めをします。
そこに方立のアングルを先に固定します。
ビスが何種類も同梱されているので、間違えないように。
上下のアングルが付いたら、方立を付けます。
斬りかかれている溝から入れて、ビス留めです。
この箇所はFIX窓ですが、上枠と下枠が先行で後から縦枠を取り付けます。
下枠にはライナーがセットされている事も確認します。
FIX窓を上枠から飲み込ませて降ろすだけです。
取付はこれで完了ですが、ここからが今回一番大事で伝えたいことです。
下の写真は悪い例です。
で、こちらが正しい納まりです。
違いは分かりますか~??
既存の木枠にインナーサッシの枠を内側に回すのですが、インナーサッシのゴムのベロがあります。枠の取付方にもよりますが、悪い例のゴムのベロは全部出ちゃってます。
(スカート付きの巾木はこのように納めるので紛らわしいです)
しかし、これではタイトルにもある「結露対策」がなされません。
良い例のようにベロをインナーサッシの枠の下に折り曲げて、気密性を高める必要があります。指先か薄いプラスチック製の物で押し込めが簡単にできるのですが、施工説明書にも詳しく書かれておりませんし、気密の重要性を分かっていないときっと気にせず施工してしまいます。
この気密性を怠ると、既存のガラスで結露します。
FIX窓の既存ガラスが結露すると、水滴を拭き取るのも一苦労しますね。
コーナーの反対側は引き違い窓です。ブラインドも新規です。
このコーナー出窓一式の施工時間は3時間ほどかかりましたが、普通の引き違い窓でしたら、1箇所1時間ですかね。
簡単施工で絶大な効果があるインナーサッシはお勧めです!
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